外資系企業の研究・開発・設計の求人

外資系企業の研究・開発・設計の仕事について解説しています。転職を希望されている方は、自身のキャリア・スキルとマッチする外資系企業を見つけるヒントとしてください。

日本を研究・開発の拠点としている外資系企業

外資系企業は、グローバルに展開する自社の製品やサービスを基本的に本社でマネジメントしますが、敢えて日本を研究・開発の拠点として選ぶ外資系企業も一定数存在します。言語の壁や高い人件費といったデメリットを考えると、一見、非効率な体制に感じられますが、どのような意図で日本を研究・開発の拠点としているのでしょうか?

日本のセットメーカー向け外資系サプライヤー

グローバルに展開している日本のセットメーカー企業との取引を希望する、外資系部品メーカーなどが対象となります。グローバル展開している日系企業であれば世界各地に販売チャネルを持っているため、そのような日系企業に商品を提供することで世界展開を狙うことが目的です。

(代表的な外資系企業)

  • 日本デルファイ・オートモーティブ・システムズ株式会社
  • ローバート・ボッシュ
  • ビステオン・オートモーティブ・システムズ株式会社
  • ジョンソン・コントロールズ
  • TRWオートモーティブ・ジャパン

外資系ITハードメーカー、及びSIer

技術力の高いIT系日本企業と開発パートナー契約を結び、相互に技術習得を行いながら新製品を開発し、製品をグローバルに展開していこうと考える外資系企業が存在します。例えば、日本の軽薄短小化技術は、電子・電気分野で数々の世界的ヒット作を生み出してきました。このような日本特有の技術から学び、自社の製品開発にも活かしたいと考える外資系企業はたくさんいます。また、ゲームソフト開発やモバイル・アプリケーション開発などのソフト分野でも日本企業の強みが発揮されている分野があり、開発拠点を日本にもって技術の集積を狙う外資系企業は多数存在します。

(代表的な会社)

  • 日本IBM
  • 日本エリクソン
  • ノキア・ジャパン
  • マイクロソフト

医薬品メーカー

世界で初めて超高齢化社会に突入する日本は、外資系医薬品メーカーにとって世界でも有数の成長市場となっています。よって、日本のマーケットに自社商品を拡販することを目的とし、日本向けのプロダクト開発に向けて開発拠点を日本に置く外資系企業は数多く存在します。また、前提として日本で医薬品を市販するためには、厚生労働省が義務づけた一定の技術開発や臨床などを行う必要があり、日本のマーケットを狙うのであれば、開発拠点を日本に設けなければならないというルールも存在します。

(代表的な会社)

  • ファイザー株式会社
  • グラクソ・スミスクライン株式会社
  • メルク株式会社
  • アストラゼネカ株式会社
  • サノフィ株式会社
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社

求められる人材像

外資系企業の研究・開発の現場では、どのような人材が求められているのでしょうか?

上述の通り、「日本のマーケットに製品を拡販するために既製品のカスタマイズを行いたい」「日本の技術力と補完し合って新しいプロダクトを生み出したい」など、日本にR&Dの拠点を置く外資系企業は、それぞれ明確な目的を持っています。

まず、日本市場をターゲットとして日本で研究・開発を行う場合、もちろん高い技術力も人材要件として求められますが、どのような製品であれば日本のマーケットに合うのか、といった商品企画力のある人材がより重宝されます。具体的には、日本市場での販売に適したサイズや重さの定義や、日本ユーザー受けするパッケージングなど、細部に至るところまで意見を求められます。

次に、日本企業と開発パートナーになって新製品を生み出したいと考える外資系企業にとっては、技術力だけでなく、人的ネットワークの多さ・深さのある人材が重宝されます。日本企業との関係性構築にあたって、その人材のネットワークを活かすことができるのであれば、より強いパートナーシップを構築することが可能である為です。

最後に、もちろん英語力も重要です。技術職であるためフロントオフィス業務に従事する職種と比較すれば、そこまで高いレベルを求められませんが、そうは言ってもTOEICスコア700点は最低でも取得しておきたいところです。

外資系企業で研究・開発・設計に従事するメリット

外資系企業が日本をR&Dの開発拠点とする理由としては、世界でも有数の規模を誇る市場が存在することが1つの要因ですが、それだけが理由ではありません。日本にいる私たちはなかなか気付きませんが、日本はとても先進的な市場であり、非常に豊かで様々なニーズを満たす商品・サービスが溢れています。

外資系企業にとっては、このような先進的な市場で勝ち抜けるような商品・サービスを構築できることは、グローバル展開を図ろうとした際、大きなアドバンテージになります。つまり、洗練された日本の市場で研究・開発を行うことで、より優れた商品・サービスを生み出すことができると考え、多くの外資系企業が日本市場への参入を行っている、というわけです。日本にとっても外資系企業が参入することで雇用が産まれ経済が回るだけでなく、このような技術交流が行なわれることで、共により高みを目指していくことができるのです。

研究職個人の立場からも、日本に開発拠点を置くほど研究・開発に積極的な外資系企業の方が、最先端の技術に触れ、多くの経験を積むことができるため、臆することなく外資系企業へ転職し、キャリア・アップを考えるのも良いでしょう。

外資系企業の研究・開発・設計への転職に強い転職エージェント

外資系企業の研究・開発・設計へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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