外資系医療機器業界の求人・年収

高齢化に伴う需要の増加など、医療機器業界は世界的にも成長を続けるビックマーケットとなっています。その中でも日本市場は世界第2位の規模を誇り、魅力的な市場を狙って多くの外資系医療機器メーカーが日本市場に参入しています。ここでは、外資系医療機器業界の特徴や代表的な職種・求められる人材要件について解説しています。

外資系医療機器業界の特徴

外資系医療機器業界には、他の業界には無い特徴が存在します。ここでは、代表的な外資系医療機器業界の4つの特徴について解説しています。

日本市場は成長市場であるため、採用ニーズが高い

外資系医療機器メーカーは、世界でも一例目となる超高齢化社会を目前とした日本市場を成長市場と捉え、積極的に日本市場への参入を行っています。よって、日本人の採用ニーズも他の業界と比較して高いため、複数の選択肢を持ってじっくりと転職活動を行うことができます。また、医療機器市場は成長市場であり景気変動の影響を受けづらいため、他業界の外資系企業に見られる様な、マーケットの冷え込みを原因とした解雇リスクは比較的低いと言えます。

医療機器業界が未経験でも転職できる

成果主義を採る外資系企業では、即戦力の人材を採用する傾向が強く、転職活動においては同業界で実務経験の豊富な人材を高く評価します。しかしながら外資系医療機器業界では、上述の通り採用ニーズが安定的に高いことから、営業・マーケティング職であれば、同業界に絞ること無く業界未経験であっても採用の門戸が開かれています。もちろん、他業界からの転職にあたっても、豊富な実務経験と実績をチェックされますので、書類選考や面接にてアピールポイントを用意する必要があります。

BtoB・BtoC両方の部門を持つ医療機器メーカーも存在する

医療機器メーカーと言えば、BtoBのイメージが強いため、具体的な企業名が浮かばない方もいらっしゃるかと思います。しかし、医療機器メーカーの中には、ジョンソン・エンド・ジョンソンのようにBtoC向けの製薬事業を持つ企業も存在します。よって、社内転職制度などを利用して、BtoB部門からBtoC部門に異動することも可能であるため、多様なキャリアプランを描くことが可能です。

中小規模の外資系医療機器メーカーが多数存在する

医療機器は、診療科目や疫病・ターゲットと身体的部位によって、求められる機能や素材が異なるため、医療機器業界には専門特化した多種多様な中小メーカーが存在しています。一般的には、汎用性の高い診断系機器には大手メーカーが多く、専門性の高い治療系機器には中小メーカーが多く存在します。

外資系医療機器業界の代表的な職種と年収

外資系医療機器業界では、他の業界と同様に、日本支社を販売促進・販路拡大の拠点として強く位置づけているため、営業・マーケティング職の採用を積極的に行っています。ここでは、代表的な2つの職種について解説しています。

医療機器営業への転職

医療機器の営業職は、医療機関の医師や看護師に対して自社の医療機器に関する説明を行い、販売することが主な業務となります。上述の通り、業界未経験の人材にも転職の門戸の開かれた職種ですが、専門性の高い業界であるため、自社製品に関する知識だけではなく、関連する専門的な医療知識を学会や論文などを通じて収集する自助努力が求められます。

給与体系に関しては、成果主義の考え方が色濃く反映されており、基本給とインセンティブ(賞与)の組み合わせで年収が決定するため、定められた営業ノルマをクリアすれば高い報酬を期待することができます。具体的には、日系医療機器営業と比較した場合、100万円~200万円程度の年収アップを実現することが可能です。

アプリケーションスペシャリストへの転職

アプリケーションスペシャリストは、医療機器営業のサポート業務を担当し、クライアント向けの細かな製品説明や臨床検査におけるアドバイスを行います。アプリケーションスペシャリストへの転職にあたっては、医療機器業界に関する深い知識や専門的な医療知識を強く求められるため、転職の難易度は高いと言えますが、外資系医療機器メーカーが積極的に採用する職種の1つであるため、複数の選択肢を持って優位に転職活動を進めることができます。年収としては、外資系医療機器営業よりもさらに高い年収を期待することができます。

外資系医療機器業界に求められる人材要件

外資系医療機器業界への転職にあたっては、以下の2つの人材要件を求められることが一般的です。また、転職にあたって専門資格を求められることが基本的にありません。

関連業界での実務経験

業界や製品に関する高い専門性が求められるため、MR経験者など関連業界での実務経験のある人材は転職にあたって高く評価されます。また、業界未経験での転職であれば、営業成績や前職でのポジション(特にマネジメントに関連するもの)が評価の対象となります。

英語力(TOEIC)

本国から出向している外国人の同僚や上司とのコミュニケーションや、本国スタッフとのミーティングへの参加を求められるため、日常会話程度の英語でのコミュニケーション能力を求められます。TOEICスコアとしては、800点以上を取得することが求められます。また、外資系医療業界特有のトピックとして、高い英語力を有していれば英文で書かれた論文や資料にいち早く目を通すことができるため、業務成績アップに繋げることも可能です。

外資系医療機器業界に強い転職エージェント

外資系医療機器業界へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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