外資系企業のマーケティング・広報の求人

外資系企業のマーケティング・広報関連の仕事について解説しています。日系企業においてもマーケティング・広報関連の仕事が人気であるように、外資系企業でも人気の高い職種となっています。

マーケティング・広報に求められる経験・スキルとは?

マーケティングや広報の業務は、事業を成長するための方策を整理し、関係部署を巻き込んで動かして行くことが中心となります。よって、多くの外資系企業は、以下の能力を人材要件として定義しています。

リーダーシップ

関係部署を横断的に跨いで業務を行うため、マーケティング・広報には強いリーダーシップが求められます。外資系企業ではそもそも組織で行動することが少なく、また個人単位での業務領域が明確に定められているため、関係部署の人間を巻き込むためには、プロジェクトを成功させたいという強い熱意と粘り強さが大切です。

ロジカルシンキング力

マーケティング・広報といえば、新しいことを考えるクリエイティビティな側面がフォーカスされがちですが、物事を突き詰めて考えて整理することのできる、ロジカルシンキングに長けていることも求められます。様々な部署と調整しながらプロジェクトを進める必要があるため、多くの障害や反抗に合うことも多々ありますが、そのような状況であっても冷静にロジックを組み立て、論理的に最適な方法と計画を導き出すことが大切です。

コミュニケーション能力

リーダーシップやロジカルシンキング力にも通じることですが、関係部署の人間と効率的かつ正確にコミュニケーションを行う能力も重要です。また外資系企業では年齢やポジションに関係なく意見を述べることが暗黙のルールであるため、プロジェクトの方向性や戦略を明確に伝えることができなければ、関係部署を巻き込むことはできません。

言語力(英語力)

マネジャークラスのポジションであれば、プロジェクトの進捗状況の報告など、本社とのやり取りを英語で行う場面が数多く存在します。このポジションへの転職、もしくはキャリアアップを目指すのであれば、TOEICスコア800点以上が一つの目安になります。

MBA(経営学修士)

ハイポジションであればあるほど、経営全般の枠組みを理解する能力が求められるため、必須ではありませんが、MBAを取得していると転職活動を有利に進めることができます。

マーケティング職のキャリア

外資系企業のマーケティング職では、以下のようなキャリアが用意されています。事業環境を如何に理解できているか、またその上で事業の成長機会を論理的に提示できるかを問われます。

General Manager
担当分野に属する製品・サービスの経営と事業管理を行います。また、担当事業のPLに対するコミットも重要な役割となります。
Assistant Brand Manager 特定の製品・サービスのマーケティング業務を担当し、市場分析や顧客分析・競合調査・プロモーション企画の立案・運用など、マーケティング活動のベースとなる職務全般を行ないます。
Brand Manager 特定の製品・サービスのマーケティング業務を担当しながら、担当組織スタッフのマネジメントも行ないます。
Marketing Manager 担当分野に属する製品・サービスのマーケティング管理および、マーケティング実務の調整を行います。
Marketing Director 担当分野に属する製品・サービスのマーケティング管理および、事業戦略の策定を行います。また、マーケティング戦略実行のために、組織やブランドを跨いだ調整も行います。

広報職のキャリア

広報とは、会社全体の評判を向上させ、株主・顧客・取引先などのステークホルダーからポジティブなイメージを引き出すことがメインの仕事となります。

具体的な業務内容としては、企業の全体戦略および部門戦略に文脈を統合した上で広報戦略を組み立てること、コミュニケーション・プランの管理・実行を行うこと、コスト効率のよいコミュニケーション・メディアを選定することが挙げられます。また最近では、インターネットやスマートフォンの台頭により、コミュニケーション・メディアが多様化しているため、各チャネルで行なわれるコミュニケーションの状況を把握し対応することも求められます。

日系企業以上に外資系企業では、ステークホルダーとの関係性の構築を重視するため、広報が担うべき役割は明確に定義されており、また同時に、広報に求められる人材要件も多岐に渡り厳しいものとなっています。具体的な人材要件は下記の通りですが、いずれも客観的な判断を行うことが難しいものであるため、採用にあたっては実務経験を重視する傾向にあります。

  • TOEIC800点以上(900点以上が望ましい)
  • マネジメント経験10年以上
  • 経営全般に関する知識(MBAホルダーは高評価)
  • 論理的思考、コミュニケーション・スキル、交渉能力
  • マーケティング全般の知識
  • インターネットを使ったコミュニケーション活動に関する知識・経験

マーケティング・広報への転職を成功させるために

外資系企業が日本の現地法人に最も期待しているのは、日本市場における販売促進を主導するマーケティング・広報のセクションです。一方で、商品の研究開発や企画、またそれを支える技術に関しては、本社が直接マネジメントするケースが多く、日本法人にはそれをベースにして、如何に日本市場に浸透させることが出来るのか、ということを期待しています。よって、マーケティング・広報の領域で圧倒的な成果を残し、ハイポジションに登っていくことは、その上の経営幹部といった要職に就くための近道でもあるのです。

したがって、マーケティング・広報のポジションは人気が高く、優秀な人材が頻繁に投入され、人材の流動性が高くなりやすい傾向にあります。外資系企業は職種別採用といって、マーケティング・広報のポジションに配属する人材は経験豊富なスペシャリストを採用します。また、欠員が出た場合には、他の部署から異動させるのではなく、同業他社にいる優秀な人材をスカウトしてくるケースも多々あります。

外資系企業のマーケティング・広報のキャリアを目指されているのであれば、競争が激しく、特に優秀な人材が集められている環境下で自分のリーダーシップを発揮していくことが前提となることを理解しておきましょう。解雇されるリスクの高い厳しい環境ではありますが、マーケッター・広報担当者として大きく成長できる最高の環境とも言えますので、是非チャレンジすることをおすすめします。

外資系企業のマーケティング・広報への転職に強い転職エージェント

外資系企業のマーケティング・広報へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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