外資系機械・電機業界の求人・年収

外資系機械・電機業界には、プロダクト(製品)毎にベンチャーから大企業まで様々なメーカーが存在します。ここでは、外資系機械メーカー・電機メーカーの事業内容・職種・求められる人材要件について解説しています。

主な製品別に見る外資系機械・電機メーカーの特徴

日本法人を構える外資系機械・電機メーカーは、製品に着目して分類した場合、以下の3つのメーカー分類することができます。ここでは、外資系機械・電機メーカーが日本法人に求める役割や具体的な業務内容など、特徴について解説しています。

自動車部品メーカー

外資系自動車部品メーカーは、海外(新興国)に工場を置く日系完成車メーカーの需要に答えるために日本法人を設立し、完成車メーカーへの提案営業や部品工場へのオペレーション業務を行っています。自動車部品の製造拠点は、コストの観点から日系完成車メーカーの工場と同じエリアに置かれるため、日本国内に自動車部品の製造工場を構えることは基本的に無く、営業・折衝・プロジェクトマネジメントに特化して業務を行います。

※主な外資系自動車部品メーカー
ボッシュ、シェフラー・ジャパン、コンティネンタル・オートモーティブ、ヴァレオジャパン

半導体・電子部品メーカー

半導体・電子部品メーカーは、三菱重工・日立製作所・東芝に代表される日系総合電機メーカーへ電子部品を販売するために日本法人を構えています。自動車業界と同様に、日系総合電機メーカーの製造拠点はアジアを中心とした海外に置かれていることが一般的であるため、外資系半導体・電子部品メーカーも生産拠点を海外に置いています。よって、日本法人の主な役割としては、日系総合電機メーカーへの営業および海外生産拠点へのオペレーションであることが一般的です。

※主な半導体・電子部品メーカー
インテル、サムスン電子、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ、STマイクロエレクトロニクス

重工・重電・設備メーカー(コングロマリット)

重工・重電・設備メーカーとは、航空機・船・重機・発電設備・生産設備などの開発・生産を行う企業を指し、事業分野が極めて幅広いことから、コングロマリット(複合企業)の企業形態を取ることが一般的となっています。また、多くの開発・生産拠点を必要とするため、日本にも開発・生産の拠点を設置し世界に向けて製品を発信しています。採用ニーズの高い人材としては、機械・電機系の専門スキルとノウハウを持つエンジニアが挙げられます。

※主な重工・重電・設備メーカー(コングロマリット)
ゼネラル・エレクトリック、ウェスチングハウス、ハネウェル、エマソン、シーメンス

外資系機械・電機業界の代表的な職種

外資系機械・電機業界には様々な職種が存在しますが、ここでは、外資系機械メーカーや電機メーカーの採用ニーズの高い、代表的な4つの職種と年収について解説しています。

セールスエンジニアへの転職

営業を担当しますが、機械や電機に関するエンジニアとしての専門的な知識や開発経験を駆使して営業を行うことから、特にセールスエンジニア(技術営業)と呼びます。多くの外資系機械・電機メーカーは、販売促進・販路拡大の目的で日本法人を設置するため、セールスエンジニアの採用ニーズは高く、転職活動のしやすい状況となっています。

アプリケーションエンジニアへの転職

アプリケーションエンジニアは、海外や日本国内の生産工場との折衝やセールスエンジニアの支援を担当します。セールスエンジニアと同様に、販売促進・販路拡大に密接に関わる職種であるため、外資系企業の採用ニーズは高いと言えます。

プロジェクトマネジャー(プロジェクトエンジニア)への転職

外資系企業ではプロジェクト単位で業務を遂行するため、プロジェクトマネジャーの採用ニーズは安定的に高いと言えます。また、外資系機械・電機業界においてはエンジニアとしての高い専門性が必須となるため、プロジェクトエンジニアと呼ばれることもあります。

設計・開発・研究職への転職

クライアントの要望に対して設計書をまとめて開発を担当したり、新しいテクノロジーの研究や競合製品の分析を行ったりと、世界最先端の技術に触れキャリアアップを実現することができるため、人気の高い職種となっています。しかし、設計・開発・研究職の採用を行うのは、日本法人に生産・開発拠点の役割が付与されている場合に限るため、広く門戸が開かれているとは言えません。

外資系機械・電機業界に求められる人材要件

外資系機械・電機業界には、それぞれの製品や分野毎に求められるスキルが多種多様であるため、ここでは、外資系機械・電機業界への転職にあたって求められる基本的な人材要件について解説しています。

特定の分野における開発経験とノウハウ

いずれの職種への転職であれ、特定の分野における開発経験とノウハウを強く求められます。加えて、クライアントへの営業を担当するセールスエンジニアであれば、特に自社製品に対する深い知識を求められます。面接にて大学や大学院での研究内容について尋ねられることもあるため、情報をしっかりと整理して臨みましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も、職種に関わらず求められるスキルです。クライアントや生産拠点と日常的にコミュニケーションを行うセールスエンジニアやアプリケーションエンジニアであれば、特に求められる能力です。また、設計・開発・研究職であっても、社内のミーティングなどで自身の見解を堂々と述べることが求められるため、やはり重要な能力と言えます。

英語力(TOEIC)

外資系企業で働く以上、直属の上司が外国人であったり、海外本社への報告レポートを作成しなければならなかったりと、英語力を求められる場面は少なからず存在します。特に、アプリケーションエンジニアやプロジェクトマネジャーには高い英語力が求められるため、最低でもTOEICスコア800点以上を目処に学習を進めましょう。

外資系機械・電機業界に強い転職エージェント

外資系機械・電機業界へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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