外資系ホテル業界の求人・年収

外資系ホテル業界の仕事は、最高クラスの外資系ホテルでの業務に従事することができ、世界トップクラスのホスピタリティマネジメントやマナーを習得することができるため、人気の高い職種の1つとなっています。ここでは、外資系ホテル業界の特徴や職種、求められる人材要件について解説していますので、転職活動の基本知識としてチェックしておきましょう。

外資系ホテル業界の特徴

外資系ホテル業界には、日系ホテルや他の業界にはない特徴があります。転職活動においておさえておくべき2つのトピックについて解説していますので、必ずチェックしておきましょう。

エグゼクティブクラスのホテルが大半を占める

外資系ホテル業界の大きな特徴として、ハイアットホテルアンドリゾーツやザ・リッツ・カールトンに代表される、世界トップレベルのエグゼクティブクラスのホテルが主な転職先となることが挙げられます。世界でもトップレベルの経営戦略やホスピタリティマネジメントを学ぶことができるため、日系ホテルから外資系ホテルへの転職人気は安定的に高い状態にあります。しかし、新エリアでのホテルオープンのタイミング以外に積極的に採用を行うことは稀であるため、広く転職の門戸が開かれているわけではありません。

人材育成を積極的に行う

他の業界において、即戦力となる人材を採用し研修を一切行わない外資系企業は珍しくありませんが、外資系ホテル業界においては、充実した研修制度を整えて人材育成を積極的に行うことが一般的です。代表例として、ザ・リッツ・カールトンではワシントンDCにリーダーシップセンターを開設し、全世界共通で従業員教育のできる仕組みを作り、企業理念やクレド(信条)の徹底共有を可能にしています。

外資系ホテルが積極的に人材育成を行う最大の理由は、優れたサービスやホスピタリティを安定的に提供することで、自社ブランドの価値向上を目指しているためです。よって、サービスを直接顧客に提供する接客担当者に関しては、マナー研修や接遇研修など、特に厳しく人材育成が行われています。

外資系ホテル業界の代表的な職種

外資系ホテルの仕事は、サービス領域毎に宿泊部門・調理部門・ブライダル部門の3部門に分けられていることが一般的であり、部門毎に採用を行っています。ここでは、部門毎に外資系ホテル業界の職種や業務内容について解説しています。

宿泊部門

宿泊部門は主に接客業務と管理業務に分けられます。まず、接客業務関連の主な職種としては、フロントマン・コンシェルジュ・ドアマン・ベルなどがあり、海外からの旅行客や富裕層の日本人・外国人が主な宿泊客であるため、ホスピタリティマネジメント能力やコミュニケーション能力・マナーなど、ホテルの接客担当としての高いスキルを求められます。一方で、管理業務に関しては、宿泊予約や当日客の管理や電話対応などを行います。このように、宿泊部門の業務内容や職種は多岐に渡るため、転職活動においては、具体的な業務内容や待遇を細かくチェックすることが重要です。

調理部門

外資系ホテルのレストランの主なターゲットは、様々な国や地域から訪れた海外観光客やエグゼクティブクラスの日本人・外国人であるため、フランス料理・イタリア料理・中華料理・日本料理など、さまざまなジャンルの料理人を採用しています。しかし、日本料理や寿司以外の日本人料理人の活躍の場は制限されていることが多く、例えばフランス料理であれば、現地フランスで実績の豊富な(5つ星レストランなど)シェフをヘッドハンティングして採用することが一般的です。よって、転職活動は極めて狭き門であることが多いため、自らのスキルを高めながら粘り強く転職活動を行うことが大切です。

ブライダル部門

外資系ホテルには基本的にブライダル部門が設置されているため、ブライダルプランナーを始めとした人材を採用しています。富裕層の日本人や外国人が主なターゲットとなるため、転職にあたっては豊富な実務経験や高い英語力を求められますが、一流外資系ホテルのブライダル部門における経験はブライダル業界のキャリアとして高い評価を得ることができるため、人気の高い職種となっています。

外資系ホテルに求められる人材要件

外資系ホテルの主な顧客ターゲットは富裕層の日本人や外国人であるため、採用にあたって厳しい人材要件が設定されています。ここでは基本的に求められる3つの人材要件について解説していますので、必ずチェックしておきましょう。

実務経験と実績

いずれの部門に転職する場合でも、少なくとも3年以上の実務経験と実績を求められます。特に宿泊部門への転職においては、高いホスピタリティマネジメント能力が求められるため、外資系ホテルや、帝国ホテル東京・ホテルオークラ東京・ホテルニューオータニに代表される一流の日系ホテルでの実務経験が高く評価されます。また調理部門であれば、採用活動の一環として調理試験が実施され、その腕前を評価されることが一般的です。

語学力(英語力)

いずれの部門への転職であっても、社内のコミュニケーションや報告業務において語学力を求められるシーンが存在します。基本的には英語力が必須スキルとなっており、最低でもTOEIC700点以上を求められます。

また、宿泊部門への転職においては、英文での文書作成や英語でのコミュニケーション頻度が極めて高いため、TOEIC850~900点を求められることは珍しくありません。加えて、英語圏以外の宿泊客が訪れることも多いため、第二外国語として中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語などを習得していれば、転職活動をさらに有利に進めることができます。

幅広い知識とコミュニケーション能力

いずれの部門への転職においても重要なスキルですが、特に、宿泊部門への転職をお考えの方であれば磨くべきスキルと言えます。日本の外資系ホテルには多くの外国人宿泊客が訪れるため、まず上述の語学力が必須となりますが、高いレベルのホスピタリティを実現するためには、それぞれの宿泊客の母国文化や習慣を始め、ビジネス・政治・経済・宗教などの幅広い知識と、それをベースとした高いコミュニケーション能力が求められます。よって、率先して海外の新聞やニュースに目を通すなど、情報収集を怠らない姿勢が求められます。

外資系ホテル業界に強い転職エージェント

外資系ホテル業界へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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