フランス系企業で働く・求人を探す

世界のGDPランキング5位(2013年度)を誇るフランスには、様々な業界で世界を牽引する企業が存在します。

ここでは、フランスの外資系企業の特徴や業界別の動向について解説していますので、外資系企業への転職活動における1つの選択肢としてチェックしておきましょう。

フランスのマーケット動向

フランスは、GDPは2.58兆ドルで世界ランキング第5位、EU加盟国の中ではドイツに次いで2番目の経済規模を誇ります。人口も6559万人の巨大マーケットです。本国の国土面積は、54万4,000平方キロメートルでヨーロッパ最大で、国土を活かした農業も盛んです。最大の産業はサービス産業で労働人口の実に70%が雇用されています。主要業界は化学、機械、食品、繊維、航空、原子力で、主要な貿易相手国はドイツ、イタリア、イギリス、スペイン、ベルギー、アメリカ、中国などとなっています。

リーマンショックの2009年には、自動車産業を筆頭に製造業が急激に落ち込みましたが、2010年以降は回復が見られます。それに伴い、エネルギー業界や商業分野でも回復が見られました。

また、フランス国籍のグローバル企業も多く、金融、製薬、自動車、航空、石油の分野には世界に名の知れた企業が存在します。

フランス企業の特徴

  • ブランド戦略・マーケティング戦略に長けている
  • ワークライフバランスが重視される
  • 女性のキャリアアップが実現しやすい
  • 経営層に権限が集中
  • 株主よりも利害関係者全体の利益を重視
  • 短期的な利益よりも、中長期的な利益を重視
  • マナーや挨拶に厳しい。ルールや手続きも厳格で効率性が犠牲になることも多い

ブランド戦略・マーケティング戦略に長けている

ルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー氏が「20年先を見て事業を立ち上げている」と言っていたように、多くのフランス系企業は中長期を見据えたブランド戦略を展開しています。具体的には、アパレル業界において高価格帯のブランドとして名を馳せるLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンやシャネル、食品業界において特に飲料部門に強みを持つダノンやクリュッグなどが卓越したブランド戦略とマーケティング戦略を武器に国際競争を勝ち抜いています。

フランス系企業は、アメリカ系企業やイギリス系企業などにはできない継続的で大規模なブランドマネジメントを行い、世界的なブランドに育て上げてきた経緯があります。よって、最先端のブランド戦略やマーケティング戦略を学び、キャリアアップを図りたいとお考えの方にとって、フランス系企業は魅力的な転職先であると言えます。

ワークライフバランスが重視される

フランスには、「Art de vivre (美しき生活」という言葉があり、日々を美しく楽しく生きるということが重要視されています。そのため、フランス系企業でも、長期休暇や育児休業などが全社的に認められています。また、フランス本国では労働時間短縮が進んでいることや、女性就業率の高さも目立ちますので、プライベートもバランスさせていきたいと考えている方には、非常に働きやすい職場と言えるでしょう。

女性のキャリアアップが実現しやすい

フランス人権宣言に代表される様に男女平等の精神が根付くフランスでは、女性の社会参加や政治参加が積極的に行われており、フランス系企業の女性雇用に関しても積極的です。日系企業のように性別や年齢でキャリアパスが制限されるということは少ないため、女性にとってフランス系企業で働くメリットは大きいと言えます。

経営層に権限が集中

フランス系企業では、PDG(President Directeur General=社長)に権限が集中する一元的な組織構造となっており、取締役会もしくは監査役は形骸化していると言われています。絶対王政などでも見られたトップへの権限集中の流れは企業統治にも引き継がれており、少数エリートによるリーダーシップをベースとした経営が行われるという特徴があります。

株主よりも利害関係者全体の利益を重視

多くのフランス系企業では大株主が株式を安定保有しているため、アメリカ系企業ほど株主を向いた経営をする必要がありません。それよりも、従業員を含めた企業の利害関係者との中長期的な関係性を重視した経営が重視される傾向にあります。

短期的な利益よりも、中長期的な利益を重視

株主が安定している背景から、短期的な利益よりも中長期の利益が重視される傾向にあります。この点は日系企業と同様で、中長期の利益のために短期的な利益をいったん見ないという選択をすることもあります。この特徴は、研究開発やブランド戦略、インフラ開発など、時間がかかるビジネスを行う上で強みとなっています。

マナーや挨拶に厳しい。ルールや手続きも厳格で効率性が犠牲になることも多い

フォーマルさを大切にするフランス系企業では、マナーや挨拶が重要視されます。たとえば、お互いが10m以内なら握手をする、上司が部屋に入ってきた際には立ち上がるなどといった慣習などが存在します。ビジネスルールや手続きが厳格なため、日本でいう稟議や根回しのようなものも多く、効率面やビジネススピードが犠牲になることがあります。

短期利益追求のために、さまざまなビジネスシーンで即座の判断と決定が個人の裁量として任せられるアメリカ系企業などと異なり、フランス系企業では中長期戦略の実現のためにチームワークを優先することが多く、それがルール化や手続きにつながっています。

フランス系企業に強い転職エージェント

フランス系企業へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

リクルートエージェントは、国内最大手ということで他社に比べて非公開求人数も圧倒的なので、まずはじめに登録しておきたい転職エージェントです。企業の情報量についても群を抜いていますので、応募先の内部情報や面接前後のフォローなど手厚いサポートを受けることができます。アデコは、スイス発の外資系転職エージェントなので、フランス系企業を含めた欧米系の求人に強いという特徴があります。また、外資系の企業に精通したコンサルタントも豊富で、登録後に色々なアドバイスを受けることができます。一方、JACリクルートメントは、ロンドン発祥の日系転職エージェントで独自のグローバルネットワークと豊富な非公開求人(全体の70%)を保有しています。

代表的なフランス系企業

日本の外資系企業に占めるフランス系企業の割合はアメリカに次いで高い水準となっています。ここでは、そのなかでも有名な企業について紹介します。

1.外資系金融・保険の代表的なフランス系企業

  • アクサ
  • BNPパリバ
  • クレディ・アグリコル
  • ソシエテ・ジェネラル
  • BPCEグループ
  • レディ・ミュチュエル

2.外資系製薬会社の代表的なフランス系企業

  • サノフィ(旧サノフィ・アベンティス)
  • 日本セルヴィエ

3.外資系日用品・食品メーカーの代表的なフランス系企業

  • ダノン・ジャパン
  • クリュッグ(シャンパン)
  • LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(シャンパン)
  • ペルノ・リカール(ワイン)
  • ポメリー(ワイン)

4.自動車メーカーの代表的なフランス系企業

  • プジョー・シトロエン・ジャポン
  • ルノー・ジャポン
  • PSA・プジョーシトロエン
  • MBK
  • ヴォクサン(オートバイ)
  • ゴディエ・ジュヌー(オートバイ)
  • PSA・プジョーシトロエン

5.外資系航空の代表的なフランス系企業

  • エアバス・ジャパン
  • エールフランス
  • ダッソー

6.外資系石油・エネルギーの代表的なフランス系企業

  • トタル・ルブリカンツ・ジャパン

7.外資系アパレルの代表的なフランス系企業

  • LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン
  • シャネル
  • カルティエ
  • イヴ・サン・ローラン
  • バカラ
  • エルメス
  • ランセル
  • ディオール
  • ショーメ

8.外資系コスメ・化粧品メーカーの代表的なフランス系企業

  • ロクシタン
  • ランコム
  • ロレアル
  • ゲラン
  • ジャンヌアルテス

フランス系企業の業界別動向・特色

金融・保険業界

日本でもアクサ生命でおなじみのアクサは、2012年のフォーチュン・グローバル500社の24位にランクインしており、売上は1427億ドル(11.4兆円)となっています。また、同30位にランクインしているのがBNPパリバで、売上は1274億ドル(10.2兆円)となっています。他にも、フランス4大銀行に数えられるクレディ・アグリコルやソシエテ・ジェネラルなども有名なフランス系金融会社となります。

投資銀行業界

フランス系の投資銀行としては、BNPパリバ証券、クレディ・アグリコル・CIB、ソシエテ・ジェネラル証券の3社があります。BNPパリバ証券は、総資産3兆ドルを超えるBNPパリバの安定的な財務基盤をバックに、デリバティブ業務を強みとしており、従業員は600名前後を抱えています。クレディ・アグリコル・CIB は50ヶ国以上に13000人を抱える大組織で、引当業務、仲介・トレーディング業務、ストラクチャード・ファイナンスを手がけています。ソシエテ・ジェネラル証券は、ソシエテ・ジェネラルグループの信用力から、格付け機関からも高い評価を得ています。

製薬業界

国内のフランス系製薬会社としては、2012年の医薬品売上高ランキングで5位のサノフィを筆頭に、同28位の日本セルヴィエ、サフラングループなどが有名です。サノフィはジェネリック薬への事業進出、ワクチン事業の強化を図っています。日本セルヴィエは小野薬品とのライセンス契約締結、大日本住友製薬との提携など国内日経企業との連携をしてラインナップを拡充しています。

日用品/食品業界

ヨーグルトで有名なダノン・ジャパンは、「健康と栄養を提供する」という理念にもとづいたブランド戦略を展開しており、国内の従業員数は360名となっています。なお、採用面では成果主義だけでなく、ポテンシャル採用を公言しています。美食ブランドのフォション・ジャパンは高島屋をメインの売り場として国内に100店舗を展開しています。クリュッグは、「シャンパンの帝王」とも呼ばれる代表的なシャンパンメーカーで、現在はモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループの傘下に入っています。

自動車業界

国内のフランス系自動車メーカーは、プジョー・シトロエン・ジャポン、ルノー・ジャポンの2社が有名です。プジョー・シトロエン・ジャポンの販売台数はプジョー7千台とシトロエン4千台となっており、販路拡大のためのPR費用はTVからWebへとシフトが進んでいます。一方、カルロス・ゴーン率いるルノーは、2014年2月に「ドライブ・ザ・チェンジ」という戦略的経営計画を発表し、2017年までに達成するグループ全体の売上高を500億ユーロ(7兆円)に設定し、日産自動車とのシナジーによるコスト削減を進めて営業利益率を現行の3%から5%へ引き上げることを目指しています。ルノー・ジャポンでも、新型車やマイナーチェンジなどを投入して積極的な販売戦略が展開されています。

航空業界

国内のフランス系航空会社としては、エアバス・ジャパン、エールフランス、ダッソーの3社が有名です。エアバス・ジャパンは、ボーイングと並ぶ世界的な航空メーカーであるエアバスの日本法人として、日本でのマーケティングリサーチや販売サポート活動、日本の航空会社へのサポート・サービスを提供しています。世界第4位の航空会社であるエールフランスは、日本国内では成田空港へのフライトに加えて2014年3月から羽田に就航しています。

石油・エネルギー業界

フランス系石油エネルギー会社のトタルは、売上2315億ドル(18.5兆円)を誇り、スーパーメジャー6社のうちの1社です。2012年のフォーチュン・グローバル500では11位にランクインしています。日本国内では、トタルの100%子会社であるトタル・ルブリカンツ・ジャパンがエンジンオイルのメーカーとしてビジネスを展開しており、工業用オイルや省燃費性能ディーゼルオイルなど、技術要素の高いニッチな領域での知名度向上をビジネス上の戦略に据えています。

アパレル業界

ルイ・ヴィトン、ブルガリ、ディオールなどを傘下に持つ世界最大のブランド企業グループの一つであるLVMHジャパン(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン・ジャパン)、ラグジュアリーブランド筆頭のエルメス、全世界に300以上の拠点を持つシャネル・ジャパン、シャネルやディオールと並ぶ世界ブランドであるイヴ・サン・ローラン、「王の宝石商、宝石商の王」と呼ばれるジュエリー・高級時計のカルティエ、クリスタルガラスのラグジュアリーブランドであるバカラ、高級鞄・革製品のランセルなどが有名です。

コスメ業界

国内のフランス系コスメ企業には、自然派のコスメティックブランドであるロクシタン、世界最大の化粧品会社グループ企業の一つである日本ロレアル、ロレアルグループの会社でスキンケアやメイク商品を扱うランコム、豊富な香水種類をもつジャンヌアルテスなどがあります。化粧品業界は、従来の主力である店舗や訪問の販売チャネルからWEBへと軸足をうつしつつあります。

フランス系企業の良い点

  • 世界的なブランド企業で働くことができる
  • 中長期的な視点で大きな仕事を遂行できる
  • 専門性を高めることができる
  • 仕事の範囲や内容が明確で分かりやすい
  • 社内公用語が英語であることが多く、英語力が身に付く
  • ワークライフバランスの考え方が浸透しているので、プライベートの充実を図ることができる

世界的なブランド企業で働くことができる

フランス系企業は、その多くが世界的なブランド力を有しています。ブランド力が高いとビジネスの利益率も高いことが多く、その分報酬も期待ができますし、その企業に勤めていること自体を誇りに思うこともできます。また、最先端のブランドマネジメントやブランド戦略を学ぶことができる点も非常に良い点と言えるでしょう。

中長期的な視点で大きな仕事を遂行できる

中長期的な利益に重きを置くフランス系企業では、短期的に無理をして利益を出すということはあまりないため、外資系企業のなかでは比較的じっくりと仕事を進めることができます。日系企業の仕事の進め方に慣れている方には、なじみやすく取り組みやすい環境と言えるでしょう。

専門性を高めることができる

個人主義という言葉の発祥の地でもあるフランスは、「個人」を尊重しようとする意識が強く、ビジネスにおいても個人のスキルや専門性に応じて仕事を任せていくというスタンスが見られます。専門性を高めていきたいと考える方には良い職場と言えるでしょう。

仕事の範囲や内容が明確で分かりやすい

専門性が重視されるフランス系企業では、仕事の範囲や仕事内容も個人ごとに明確です。自分のペースで仕事をしたい方や他の仕事にわずらわされたくないという方には勤めるメリットがある職場と言えるでしょう。

社内公用語が英語であることが多く、英語力が身に付く

フランス系企業は、本国のフランスと同様に色々な国籍の人材が集まり多国籍な場となっていることが多く、社内公用語が英語であることが多いため、文書やメールも英語、会議、電話などで英語に触れる機会が非常に多くなります。英語を身につけたい、英語力を高めたいと考えている方にとって、英語を日常的に話す職場で仕事ができるというのは、大きなメリットです。

ワークライフバランスの考え方が浸透しているので、プライベートの充実を図ることができる

フランス系企業では、長期休暇で1か月を取得するといったことも珍しくなく、仕事とプライベートのオンオフがしっかりしています。仕事だけでなく、プライベートも満喫したいという方にとって、フランス系企業に勤めるメリットは大きいと言えるでしょう。

フランス系企業の悪い点

  • 企業の哲学に対して、合う・合わないがはっきりとしている
  • 伝統や手続きが重視されるため、効率が犠牲になることも
  • 功績と報酬が必ずしも比例しないことがある
  • 英語が分からないと、仕事にならない

企業の哲学に対して、合う・合わないがはっきりとしている

ブランドが確立している企業では、企業理念や企業哲学、社内ルールなどが徹底されており、その企業の色に染まれないとうまくなじむことができないというデメリットがあります。顧客としてそのブランドが好きという視点も大事ですが、ビジネスパーソンとしてその企業(ブランド)を愛せるかということも検討しましょう。

伝統や手続きが重視されるため、効率が犠牲になることも

個人の裁量が大きいアメリカ企業などとは異なり、伝統やルール、利害調整などが重視されるフランス系企業では、それらを優先するあまりビジネスの効率が犠牲にされることがあります。伝統やルールに縛られたくないという方には向いていないでしょう。

功績と報酬が必ずしも比例しないことがある

ブランド力が高く、中長期的な経営を重視するフランス系企業では、利益が誰によって生み出されたかを切り分けることが難しく、自分の功績を必ずしもすべて反映してもらえるとは限りません。自分の功績を明確にして、正当な報酬を支払ってもらいたいと考えている方は、アメリカ系企業やイギリス系企業を選択するほうが良いでしょう。

英語が分からないと、仕事にならない

フランス系企業の社内公用語は英語であることが多く、文書・メール・電話などビジネスのさまざまなシーンで英語が用いられています。したがって、いくら仕事ができても、英語ができないとコミュニケーションが成り立たないということもありえます。

ただ、語学は追い込まれたときのほうが身に付きやすいということもありますので、英語を身につけるチャンスでもあります。

フランス系企業に必要な英語力

一口にフランス系企業と言っても、日本人比率の高さやローカライズの有無によって求められる英語力は異なりますが、社内公用語に英語を採用している企業では、以下のような水準が求められます。

  • 一線で活躍したければ、TOEIC800点以上は必須
  • 目の前の相手に自分の考えを英語で伝えることができる
  • 英語のメールや文書が読める、書ける
  • 電話相手の英語を聞き取ることができる
  • 会議で自分の意見を発言できる
  • 敬意を示す英語を使うことができる

TOEIC800点以上

社内公用語が英語のフランス系企業で活躍したければ、TOEIC800点以上は最低限必要なレベルとなります。TOEIC800点以上を応募要項に指定している企業も少なくありませんので、転職活動を始める前にTOEICで良い点数を取っておくのが無難です。

目の前の相手に自分の考えを英語で伝えることができる

フランス系企業は、日本と同様に「暗黙の了解」をベースとするコミュニケーションが存在するものの、日本で期待されるコミュニケーションとはやや異なります。したがって、フランス系企業のなかで働くには、自分の意見や気持ちをしっかりと言葉にして伝える必要があります。その際、単語をつなぎあわせただけのブロークンイングリッシュでも構いません。

また、会話の相手も日本人にネイティブレベルの英語は求めていませんので、つたない英語で話していても、しっかりと聞いてくれることが多いのです。フランス人も母国語は英語ではないので、きれいな英語を求められることはほとんどないと言っていいでしょう。

また、フランス系企業では、挨拶やマナーが他の外資系企業よりも非常に重視されています。フランス人に認めてもらえる挨拶の仕方(握手のタイミング、食膳の挨拶、食事の仕方など)を覚えておくと良いでしょう。

英語のメールや文書が読める、書ける

社内公用語が英語のフランス系企業では、メールや文書ももちろん英語となります。したがって、多くの連絡や通達が英語でなされますので、メールや文書に書いてある意味を理解できることは必要です。また、外国人上司とのやり取りなど返信が必要なメールについては英語を使う必要があります。

メールの内容自体は簡潔で構いませんが、ある程度フォーマルな言い回しを覚えておくと良いでしょう。特にフランス系企業では挨拶やマナーが見られますので、メールで多用される挨拶や言い回しを覚えておくと良いでしょう。

電話相手の英語を聞き取ることができる

フランス系企業に限らず、外資系企業では上司や顧客が外国人ということも少なくありません。その際、地理的な要因から電話会議を行うことがありますが、電話で通話する場合、音がこもって通常の会話よりも発音が聞き取りにくくなります。

電話で相手から大切なことを伝えられることも少なくありませんので、電話で相手の言っている内容を聞き取ることができる英語力は身につけておきたいところです。なお、ヒアリングにやや不安がある方は、単語の5割程度を聞き取ることができれば大体の内容は把握できるといわれていますので、ビジネスで使われる単語を覚えておくと良いでしょう。

会議で自分の意見を発言できる

これは、英語力というより「会議力」というイメージですが、会議に参加する際は自分に期待される役割を理解したうえで、発言することが求められます。会議の場でやり取りされる内容と、その場の議論の流れを把握したうえで、最も自分を印象付けられるように発言をしていきましょう。英語力を高めるのと同時に、ファシリテーション技術を磨くことで、会議での立ち回りを改善することができます。

敬意を示す英語を使うことができる

英語のコミュニケーションでは、同等の立場からお互いに言いたいことをはっきりと言い合うというイメージが強いかもしれませんが、トップ層に近づくほど相手に配慮した話し方が求められるようになります。

自分の発言で相手が傷つかないように遠回しに内容を伝えたり、相手の心情を汲んだ言い回し(たとえば、指示内容を命令口調ではなくお願いにする等)を用いたりするなど、マネジメント層を目指す方はコミュニケーション相手を気遣った英語を身につけることが大切です。

フランス系企業に転職するには

フランス系企業は、アメリカ・ドイツに並んで企業数が多いので、業界業種ともに比較的バリエーションがあります。ただ、フランス系企業は他の国籍企業と比べて国際的なブランド力が高く、転職の競争倍率も高くなりがちです。フランス系企業に「ぜひあなたと仕事がしたい」と言ってもらえるように、挨拶やマナーはもちろん、自身の専門性を示す材料をいくつか用意しておきたいところです。

また、グローバルでは非常に認知度が高いものの、日本ではまだ知名度が低いという企業に対して狙い撃ちで転職活動を行うのも非常に有効です。すでに日本での体制ができあがっている大手に行くよりも、まさにこれからというフェーズの企業のほうが存在感を示しやすく、ビジネスが成功したときにより高い報酬や出世を期待することができます。

フランス系企業はこんな方におすすめ

フランス系企業には、個人主義、実力・成果主義、英語力、明確な職務内容、ワークライフバランスなどの点に特徴がありますので、以下のような方におすすめの転職先となります。

  • 世界的なブランド企業で働きたい
  • 大きなプロジェクトで活躍したい
  • 今の専門性を高めて、その道でキャリアアップをしていきたい
  • 長く安定的に勤めたい
  • 世界に通用する英語力を身につけたい
  • 仕事はもちろん、プライベートも充実させたい

世界的なブランド企業で働きたい

フランス系企業の最大の特徴は、何といっても実力主義である世界で認められているブランド力の高さです。グローバルブランドの最先端のブランディング戦略を学びたい方や、ブランド企業に勤めることを誇りに思える方には非常におすすめです。

大きなプロジェクトで活躍したい

フランス系企業では、短期的な利益よりも長期的な利益に重きを置くことが多いため、プロジェクト規模も大きいものとなります。大きなプロジェクトで自分の力を試したい、大きなプロジェクトを成功させたいと思う方にはフランス系企業が向いています。

今の専門性を高めて、その道でキャリアアップをしていきたい

フランス系企業では、ジェネラリストよりもスペシャリストが好まれることが多く、専門性を高めてその道のプロになりたいという方や将来のキャリアプランが決まっているという方にとってはおすすめとなります。

フランス系企業は、日本ほどではありませんが、アメリカ系企業やイギリス系企業よりも終身雇用率が高い国です。中長期のプロジェクトを実現するには、プロジェクトに携わる人材も安定して勤める必要がありますので、他の国籍企業と比べると比較的長期的な雇用を期待することができます。

世界に通用する英語力を身につけたい

フランス系企業の社内公用語は、英語が基本です。フランス系企業で働くと、否応なしに英語を話して読み書きする環境に置かれることになりますので、英語を身につけたい、英語力を高めたい、と考えている方におすすめです。

仕事はもちろん、プライベートも充実させたい

フランス系企業において、趣味を充実させることや家族との時間を大切にすることは、仕事で成果を出すのと同じくらい大切なことだと考えられています。プライベートもしっかり充実させて、仕事一色ではない人間味のある生活を送りたいと考えている方に向いています。

フランス系企業の年収水準

フランス系企業は、ブランド力が高いため高利益率な企業も多く、日系企業だけでなく他の国籍の企業と比べても年収ベースが高いと言われています。具体的には、20代で600万円~900万円、30代で700万円~1200万円程度を目指すことができます。

さらに、投資銀行など業界自体の利益率が高い企業に転職できれば、20代で1000万円を超えるケースも珍しくはありません。提示される年収は、人材要件と年収テーブルに基づいて決められるというよりは、その時々で必要な人材を時価で調達するというマーケット方式で定められることが多いため、業界の動向と企業の戦略、企業内で需要が高まっているポジションなどを見極めて、自分にとって最も好条件な求人を探し出してベストなタイミングで応募するという流れをイメージしておきましょう。

フランス系企業に強い転職エージェント

転職にあたっては、フランス系企業全体の特色だけでなく個別企業の特徴もおさえて準備や対策を進めていく必要があります。

下記のフランス系企業に強い転職エージェントを活用して、効率的に転職を進めていきましょう。

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