外資系企業のエグゼクティブ・クラス(CEO・COO・経営幹部)の求人

外資系企業のエグゼクティブ・クラスの仕事や転職市場について、詳しく説明します。まず、外資系企業の日本法人におけるエグゼクティブ・クラスには、以下のような職位があります。

  • CEO(最高経営責任者)
  • COO(最高執行役員)
  • Country Manager(カントリーマネジャー)
  • Director(ディレクター)
  • Senior Manager(シニアマネジャー)

外資系企業の日本法人は、その企業が事業としている商品やサービスを、日本のマーケットに浸透させることがミッションであるため、日本法人のエグゼクティブ・クラスの人材に本社が求める役割・成果は非常に大きくなります。もちろん、その分報酬も高く、年収ベースで2,000万円を超えることも珍しくありません。

外資系企業がエグゼクティブ・クラスに求める要件

日本市場における販路拡大を託すメンバーであるため、求められる要件は厳しく、様々なスキルや経験を求められます。ここでは、その中でも共通して求められるコア要件を紹介します。

対象としているビジネスに対する深い知見・経験

エグゼクティブ・クラスへの転職を希望するのであれば、会社経営の経験や部長クラスのポジションでの業務経験が必須となります。外資系企業の立場からすると、日本市場における深い経験を買いたいと考えているため、自身のキャリアとマッチする求人情報があれば、高い評価と報酬を受けることのできる可能性があります。

営業・マーケティング能力

市場が海外から日本に変わったとしても、取り扱う商品やサービスは本社のものと同じものになります。もちろん、日本のマーケットに適合しやすいように商品・サービスに加工を行ないますが、基本となるコア・バリューは同じです。

よって、日本法人・支社のエグゼクティブ・クラスの人材に求められる能力は、商品・サービスの企画力ではなく、拡販力になりますので、営業・マーケティング能力が高く実績の豊富な人材を求める傾向があります。

ネイティブ・レベルの高い英語力

日本における事業活動の状況を本社の幹部と細かく共有しながら事業を勧めていく必要があるため、ネイティブ・レベルの高い英語力が必要となります。客観的な基準・資格として、TOEIC900点以上を求められることがほとんどです。

MBAの取得

経営者としての高い管理能力を有しているか客観的に把握するために、MBA(経営学修士)を取得しているかどうかを1つの採用基準としている外資系企業は数多くいます。もちろん、MBAを取得していなければ、即採用の対象外となるわけではありませんが、採用候補者の経営レベルを見極める上でも重視されている資格であることは間違いありません。

エグゼクティブ・クラスの求人情報の秘匿性

外資系企業は、日本法人のエグゼクティブ・クラスの採用活動をどのように行なっているのでしょうか?多くの場合は、外資系のエグゼクティブサーチファーム(ハイスペック人材に特化した人材紹介会社)を利用し、求人サイトに掲載することはほとんどありません。理由としては、求めている人材要件が極めて高いため、一般の求人サイトに掲載すると採用の業務効率が悪くなってしまい、同時に競合他社に自社の採用動向を知られてしまうリスクが発生することが挙げられます。

また、その人材要件の厳しさから、外資系企業のエグゼクティブサーチファームに対する報酬の支払い方法は、一般的な採用成功報酬ではなく、人材探しを行うこと自体に報酬を支払う形式を採ります。

転職を希望する際の注意点

もし、エグゼクティブ・クラスへの転職が成功すれば、普通では得ることのできない高い報酬を獲得し、経験できないキャリアを積み上げることができるため、前向きにチャレンジすることをおすすめします。しかし、一方で、注意しておくべきことも多々あるため、忘れずにチェックしておきましょう。

エグゼクティブ・クラスへの転職における最大の注意点は、本社と日本法人・支社の関係性であり、日本法人にどの程度の裁量が与えられているのか十分に確認しておく必要があります。例えば、日本の市場に合わせたマーケティング活動を進めようとしても、結局、本社からマーケティング戦略がトップダウンで降りてきてしまうなど、日本法人の裁量の少なさや、本社と日本法人の明確な役割の違いに苦しむ日本法人も少なくありません。

本社との信頼関係を作り、日本法人の裁量を増やしていくことも大切な仕事の1つと言えますが、制度や文化として日本法人の役割が明確に定められていると、自由に戦略を練って事業を進めるということは極めて難しいため、本社が日本法人に対して、どの程度の権限を与えているのか確認しておきましょう。

転職後のキャリア展望

外資系企業の日本法人幹部への転職が成功し、本社の求める成果をしっかりと残すことが出来れば、次に、その企業のアジア・パシフィックエリアのヘッドクウォーターの幹部ポジションへのキャリアが見えてきます。アジアへの展開拠点として、日本にヘッドクウォーターを置いているケースは多く、日本法人で頭角を表すことはグローバルなキャリアを積むための大きなチャンスです。

エグゼクティブ・クラスへの転職は、ハイリスク・ハイリターンではありますが、「自分の経験を高く買って欲しい」「スピード感のあるキャリアアップを目指したい」と考える方には魅力的な環境が揃っていますので、是非トライしてみてください。

エグゼクティブ・クラスへの転職に強い転職エージェント

エグゼクティブ・クラスへ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

リクルートエージェントは、国内最大手ということで他社に比べて非公開求人数も圧倒的なので、まずはじめに登録しておきたい転職エージェントです。特にアジア圏には50拠点近くを展開しており、アジア系企業への転職の際にはぜひとも活用したいサービスです。アデコは、スイス発の外資系転職エージェントなので、日系転職エージェントよりも外資系の求人に強いという特徴があります。また、外資系の企業に精通したコンサルタントも豊富で、登録後に色々なアドバイスを受けることができます。一方、JACリクルートメントは、ロンドン発祥の日系転職エージェントで独自のグローバルネットワークを保有しています。

上記の転職エージェントでは、一般の転職市場では出回っていない非公開の求人情報にリーチすることもできますので、ぜひ転職エージェントを活用してアドバイスを受けることをおすすめします。

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