オーストラリア系企業で働く・求人を探す

オーストラリアは、2013年度の世界の名目GDPランキングにおいて12位となっていますが、アジア・オセアニア圏においては中国・日本・インドに次いで第4位となっています。日本・オーストラリア間における貿易が活発に行われていることからも、日本市場に興味を持つオーストラリア系企業は多く、近年の外資系転職市場において求職者の人気も高まっています。ここでは、オーストラリアの外資系企業の特徴や業界別の動向について解説しています。

オーストラリアの市場動向

オーストラリアの名目GDPは1兆5,052億ドル(2013年度)となっており、アジア・オセアニア圏においては中国・日本・インドに次いで第4位の経済規模を誇ります。オーストラリアの主な産業は、農業・鉱業・金融・情報通信であり、特に金融業に関してはオーストラリアの四大市中銀行を中心に世界規模の企業が名を連ねています。また、オーストラリアは貿易を活発に行っており、世界第19位の輸入国(主に原油・石油を輸入)であると同時に、世界第19位の輸出国(主に農産物・鉱業製品を輸出)であり、主な貿易相手国としては、中国・日本・アメリカ・インド・韓国・シンガポール・タイが挙げられます。

オーストラリアの外資系企業の特徴

ここでは、オーストラリアの外資系企業の2つの特徴について解説しています。日系企業や他国の外資系企業からオーストラリアの外資系企業に転職することで得られる様々なメリットがあります。

ワークライフバランスが重視されている

長期休暇や有給休暇を積極的に取得できるヨーロッパ系企業ほどではありませんが、オーストラリア系企業でも長期休暇や有給休暇を取得しやすい環境が整えられています。端的な例として、オーストラリアでは企業に対して従業員に有給休暇を取得させる義務を課しており、義務を怠った場合には刑罰の対象となります。外資系企業への転職にあたっては、高い年収やキャリアに目が向きがちですが、ワークライフバランスの整えられた労働環境で働くことができることも、外資系企業への転職における大きなメリットと言えます。

風通しの良い労働環境でキャリアアップを目指すことができる

オーストラリアは移民に寛容な国であり、事実としてオーストラリア国民の20%が海外からの移住者であり、その出身地は200カ国・地域を超えています。よって、オーストラリア系企業にも多様性を享受し個性を尊重する文化が根付いており、オーストラリアの外資系企業への転職にあたっては、出自・性別・年齢によってキャリアを制限されるということは基本的にありません。

業界別に見るオーストラリアの外資系企業

ここでは、特に転職の人気が高い2つの業界におけるオーストラリアの外資系企業の動向と代表的なオーストラリア系企業について紹介しています。オーストラリアの外資系企業への転職においては、金融・銀行業界を希望される方が多いと言えますが、アメリカ系企業やヨーロッパ系企業と比較すると転職の門戸は極めて狭いため、オーストラリアの外資系企業への転職を成功させることは難しいというのが実情です。

金融・銀行業界

オーストラリアの金融・銀行業界の動向

イギリスのフィナンシャルタイムズが金融業界専門誌の「ザ・バンカー」で公表した、2013年度の世界の銀行総資産ランキングベスト100によると、オーストラリアの銀行は、ナショナルオーストラリア銀行(37位)、オーストラリア・コモンウェルス銀行(39位)、ウエストパック銀行(40位)、オーストラリア・ニュージーランド銀行(42位)がランクインしています。世界的に見ればオーストラリアの各銀行は中堅クラスと言えますが、アジア・オセアニア地域における知名度は高く、積極的に海外市場への参入を行っています。

オーストラリアの銀行の特徴として、商業銀行(市中銀行)部門に特に強みを持ち、上述の4銀行は全て商業銀行業務を主としています。また、投資銀行部門に強みを持つ銀行としては、マッコーリー銀行が有名です。

代表的なオーストラリア系銀行の動向

1.オーストラリア・ニュージーランド銀行

オーストラリア・ニュージーランド銀行(Australia and New Zealand Banking Group Limited)は、オーストラリアのメルボルンに本拠を置く市中銀行であり、オーストラリアおよびニュージーランドのトップ企業(時価総額ベース)の一角を占めています。オーストラリア・ニュージーランド・アジア太平洋地域・アメリカ・欧州・中東など、全世界32の国と地域で事業を展開しており、2012年にはダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに6年間で5度目となる銀行部門のトップに選定され、世界で最もサステナブル(持続可能)な銀行とされるなど、華々しい実績を誇ります。

2.オーストラリア・コモンウェルス銀行

オーストラリア・コモンウェルス銀行(Commonwealth Bank of Australia)は、オーストラリア・シドニーに本拠を置く市中銀行であり、オーストラリア国内においてナショナルオーストラリア銀行に次ぐ資産を持っています。

3.ウエストパック銀行

ウエストパック銀行(Westpac)は、オーストラリア・シドニーに本拠を置く市中銀行であり、オーストラリア・ニュージーランド・フィジー・パプアニューギニア・サモア・ソロモン諸島・トンガ・バヌアツ・シンガポール・香港・中国・インドネシアにおいて一般銀行業務を行っています。また日本においては、以前は東京虎ノ門に東京支店を構えていましたが、現在は撤退しています。

4.ナショナルオーストラリア銀行

ナショナルオーストラリア銀行(National Australia Bank)は、オーストラリア・メルボルンに本拠を置くオーストラリアの市中銀行であり、オーストラリアの銀行の中では最大の資産を持っています。現在は、オーストラリア・イギリス・その他ヨーロッパ諸国・ニュージーランドで事業を展開しています。

代表的なオーストラリア系銀行

オーストラリア・ニュージーランド銀行、ナショナルオーストラリア銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行、ウエストパック銀行、マッコーリー銀行

鉱業・エネルギー業界

オーストラリアの鉱業・エネルギー業界の動向

世界でも有数の鉱業国家であるオーストラリアは、ボーキサイト(アルミニウムの原料)・鉄鉱石・チタンに関しては世界トップクラスの採掘量を誇り、日本・アメリカ・ヨーロッパ諸国への輸出を積極的に行っています。特に、BHPビリトンは世界最大の鉱業会社であり、鉄・ダイヤモンド・石炭・石油・ボーキサイトなどの幅広い資源において国際競争力の高い企業です。

代表的なオーストラリア系鉱業・エネルギー関連企業の動向

1.BHPビリトン

BHPビリトン(ビーエイチピー ビリトン/BHP Billiton)は、世界最大の鉱業会社であり、2001年にオーストラリアのブロークンヒル・プロプライエタリー・カンパニーとイギリスのビリトンが二元上場会社となることにより設立されました。多様な金属と鉱産品を取り扱っており、鉄・ダイヤモンド・石炭・石油・ボーキサイトなどの採掘と加工を行っています。従業員の総数は3万8,000人以上・収益は228億ドルを超えています。

2.リオ・ティント

リオ・ティント(Rio Tinto)は、イギリス・ロンドンに本拠を置く多国籍の鉱業・資源グループであり、1995年にイギリスのRTZ社とオーストラリアの CRA 社が二元上場会社となることにより設立されました。現在は、RTZ の株主が全体の76.7%を保有しており、リオ・ティントは基本的にロンドンから経営されています。主な事業領域としては、鉄鉱石・銅・アルミニウム・ダイヤモンド・石炭となっています。

代表的なオーストラリア系鉱業・エネルギー関連企業

BHPビリトン、WMCリソーシズ、リオ・ティント、ウッドサイド・ペトロリアム

オーストラリア系企業に強い転職エージェント

オーストラリア系企業へ転職するにあたっては、求人情報はもちろんのこと、個別企業の経営スタイルや事業戦略、企業風土、人事評価制度、報酬体系など、事前の情報収集が非常に大事です。また、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。一人で情報収集をするのは限界がありますので、外資系に強い下記転職エージェントを活用して情報を効率的に集めましょう。

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