アメリカ系企業の年収ランキング

米フォーチュン誌の「100 Best Companies to Work For 2012」にて公開されているBig Pay(高年収)企業トップ100社の内、97社がアメリカ系企業で占められていることから分かる様に、アメリカの外資系企業の年収は他国の企業と比較して極めて高い水準となっています。ここでは、アメリカの外資系企業の業界・業種別の年収について解説していますので、転職活動における基本情報としてチェックしておきましょう。

アメリカ系企業の年収・給与体系の特徴

ここでは、アメリカ系企業の年収・給与体系の特徴について解説しています。アメリカ系企業の具体的な年収は、業界や職種によって異なりますが、アメリカ系企業の年収に関する基本情報としてチェックしておきましょう。

業界・業種に限らず世界トップクラスの年収を期待できる

アメリカは、2012年度の世界名目GDPランキング第1位の経済大国であり、様々な業界・業種において世界をリードする国際競争力の高い企業が数多く存在します。よって、業界・業種に限らず高い年収を期待することができるため、アメリカ系企業は、高い年収を重視して外資系企業への転職を希望する方の人気が高い状況にあります。

徹底した成果主義を採るためスピーディーな年収アップが可能

アメリカ系企業は徹底した成果主義に基づいており、給与体系や人事制度にもしっかりと反映されています。よって、日系企業のように緩やかに年収が増加するのではなく、企業の求めるパフォーマンスを発揮し課せられた目標を達成することで、スピーディーに年収アップ・キャリアアップを実現することが可能です。しかし、スピーディーな年収アップを実現できる一方で、日系企業よりも雇用リスクが圧倒的に高いことを忘れてはいけません。

業界・業種別のアメリカ系企業の年収ランキング

上述の通り、アメリカ系企業に転職することで、世界的に見ても極めて高い年収を獲得することが可能です。ここでは、アメリカ系企業を業界・業種毎に分類し、具体的な年収について紹介しています。また、職種や役職によって期待できる年収は異なるため、職種・役職毎の年収について合わせて解説しています。

業界・業種別に見るアメリカ系企業一覧

1.IT・通信・インターネット業界
2.金融・銀行業界
3.保険業界
4.コンサルティング業界
5.製薬業界
6.医療機器業界
7.自動車業界
8.化学業界
9.ホテル業界
10.食品・飲料業界
11.アパレル業界

アメリカのIT・通信・インターネット業界の年収ランキング

アメリカのIT・通信・インターネット系企業へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能であり、実際に米フォーチュン誌の「100 Best Companies to Work For 2012」にて公開されているBig Pay(高年収)企業トップ100社の内、シスコ・インテル・マイクロソフトなど、計16社のアメリカのIT・通信・インターネット系企業が名を連ねています。ここでは、IT・通信・インターネット系業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系IT企業の年収について解説しています。

プロジェクトマネジャー(PM)の年収

アメリカのIT・通信・インターネット企業では、プロジェクト単位で業務を進捗させることが一般的であるため、プロジェクトマネジャーの採用ニーズは高く、年収も高めに設定されています。具体的なプロジェクトマネジャーの年収としては、平均900万円~1,100万円のレンジに設定されていることが一般的であり、実務経験年数や実績によってはさらに高い年収を期待することが可能です。

ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントは、以下の3つの役職毎に業務内容と年収が設定されていることが一般的です。シニアクラス(パートナー)では年収に占めるインセンティブ(賞与)の割合が高くなるため、1億円を超える年収を期待することも可能です。
ジュニアクラス(アナリスト):平均700万円~800万円
マネジャークラス(マネジャー):平均900万円~1,200万円
シニアクラス(パートナー):平均1,000万円~2,000万円

ITエンジニア・Webエンジニアの年収

ITエンジニア・Webエンジニアの採用ニーズは高く、年収としては平均700万円前後に設定されていることが一般的です。また、グーグルは特にITエンジニア・Webエンジニアの年収を高く設定していることで有名であり、転職直後であっても1,000万円を超える年収を期待することができます。

代表的なアメリカ系IT企業

IBM、グーグル、アップル、ヤフー、アマゾン、マイクロソフト、オラクル、インテル、DELL、Adobe、ヒューレット・パッカード、シマンテック、シスコシステムズ、eBay

アメリカの金融・銀行業界の年収ランキング

アメリカの金融機関・銀行へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能であり、実際に米フォーチュン誌の「100 Best Companies to Work For 2012」にて公開されているBig Pay(高年収)企業トップ100社の内、ゴールドマン・サックス、アメリカン・エキスプレスなど、計11社のアメリカの金融機関・銀行が名を連ねています。また、中でも投資銀行(IB)の年収は極めて高い水準となっており、アメリカ系投資銀行への転職の人気が高い理由の1つとなっています。ここでは、投資銀行(IB)の代表的な職種・役職別に、アメリカ系投資銀行の年収について解説しています。

投資銀行部門(IBD)の年収

投資銀行の投資銀行部門(IBD)では、実務経験年数や実績によって以下の3つの役職が用意されていることが一般的であり、それぞれ平均的な年収は異なります。また、ヴァイスプレジデントクラスであれば、年収に占めるインセンティブの割合が多くなるため、1億円を超える年収を期待することも可能です。
アナリスト(新卒~3年目):800万円~1,000万円
アソシエイト(4年目~8年目):1,000万円~3,000万円
ヴァイスプレジデント(8年目以上):4,000万円~1億円

マーケット部門の年収

マーケット部門には、主に「セールス」と「トレーダー」の代表的な2つの役職が存在します。共に、年収に占めるインセンティブの割合が高い役職であるため、1億円以上の年収を獲得できるケースも珍しくありません。

代表的なアメリカ系金融機関・銀行

JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、メリルリンチ、ローンスター、シティバンク、バンク・オブ・アメリカ、CITグループ、イー・トレード、Visa、アメリカン・エキスプレス、マスターカード

アメリカの保険業界の年収ランキング

アメリカの保険会社へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能であり、実際に米フォーチュン誌の「100 Best Companies to Work For 2012」にて公開されているBig Pay(高年収)企業トップ100社の内、アリアンツ・ライフ・インシュアランスやアメリカン・フィデリティ・アシュアランスなどのアメリカ系保険会社が名を連ねています。ここでは、保険業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系保険会社の年収について解説しています。

アクチュアリーの年収

アクチュアリーは保険業界において採用ニーズの高い職種の1つであり、業務の難易度が高く専門資格を有していなければ転職することができないことからも、高い年収を期待することができます。具体的なアクチュアリーの年収としては、平均1,500万円~2,000万円程度となることが一般的です。

営業の年収

アメリカ系の保険会社に限らず、外資系の保険会社は営業職の採用を積極的に行っており、日系保険会社の営業職よりも高い年収を期待することができます。主に、ベース給(基本給)とインセンティブ(賞与)で給与が構成されるため、具体的な年収は各社・各人によってまちまちではありますが、平均800万円~1,000万円程度となることが多いと言えます。

代表的なアメリカ系保険会社

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、プルデンシャル生命保険、アメリカンファミリー生命保険会社、ハートフォード生命保険、マスミューチュアル生命保険、ジブラルタ生命保険(プルデンシャルグループ傘下)

アメリカのコンサルティング業界の年収ランキング

アメリカのコンサルティング会社へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能であり、実際に米フォーチュン誌の「100 Best Companies to Work For 2012」にて公開されているBig Pay(高年収)企業トップ100社の内、ボストン・コンサルティング・グループやブーズ・アレン・ハミルトンなどのアメリカ系コンサルティング会社が名を連ねています。ここでは、コンサルティング業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系コンサルティング会社の年収について解説しています。

ジュニアクラス(アナリスト・コンサルタント)

ジュニアクラスは新卒~3年目のコンサルタントを指し、コンサルティング会社における最も低い役職となっています。しかし、期待できる年収は高く、平均700万円~800万円を獲得することができます。

マネジャークラス(マネジャー・シニアマネジャー)

マネジャークラスは、4年以上の実務経験を経て用意されることの多いポジションであり、クライアントとの折衝業務やジュニアクラスのコンサルタントのマネジメントを担当します。年収はジュニアクラスよりも高く、平均1,000万円~1,500万円の年収を期待することができます。

シニアクラス(パートナー・ディレクター)

シニアクラスは、コンサルタントとしての実務経験だけではなく豊富な実績がなければ就くことのできない役職です。シニアクラスの年収は、各社・各人によってまちまちであり、少なくとも1,500万円以上を獲得することが可能であり、1億円以上の年収を獲得できるケースも珍しくありません。

代表的なアメリカ系コンサルティング会社

マッキンゼー・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ガートナー、アーサー・D・リトル、ベイン・アンド・カンパニー、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング

アメリカの製薬業界の年収ランキング

アメリカの製薬業界へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能です。ここでは、製薬業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系製薬メーカーの年収について解説しています。

MR(医療情報提供者)の年収

アメリカ系製薬メーカーのMRの年収は、一般的に、ベース給(基本給)とインセンティブ(賞与)で構成されています。具体的なアメリカ系製薬メーカーのMRの平均的な年収は700万円~900万円程度となっており、企業の求める成果を十分に残すことができれば、1,000万円以上の年収を獲得できるケースも珍しくありません。

研究・開発職の年収

日本人向けの医薬品の研究・開発に従事する日本人の採用ニーズは高く、アメリカ系製薬メーカーへ転職することで、日系製薬メーカーの研究・開発職よりも高い年収を期待することができます。具体的な年収としては、平均700万円~900万円を獲得することが可能です。

代表的なアメリカ系製薬メーカー

ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー、アストラゼネカ、アボット・ラボラトリーズ、イーライリリー・アンド・カンパニー、バクスター、メルク・アンド・カンパニー、アムジェン、マイラン

アメリカの医療機器業界の年収ランキング

アメリカの医療機器業界へ転職することで、世界的にも高い年収を獲得することが可能です。ここでは、医療機器業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系医療機器メーカーの年収について解説しています。

医療機器営業の年収

アメリカの医療機器メーカーの日本法人では、日本市場における販路拡大と販売促進を最大のミッションとするため、医療機器営業の採用ニーズは安定的に高い状態にあります。具体的な年収としては、平均800万円~1,000万円を獲得することが可能であり、求められる成果を十分に残すことができれば、1,500万円を超える年収を期待することもできます。

アプリケーションスペシャリストの年収

アプリケーションスペシャリストとは、医療機器営業よりもさらに深く・幅広い専門知識を求められる役職であり、医療機器営業としての経験を積んだ後に用意されることが一般的である役職です。よって、年収も医療機器営業より高く、平均1,000万円以上を獲得することができます。

代表的なアメリカ系医療機器メーカー

GE(ゼネラル・エレクトリック)、ジョンソン・エンド・ジョンソン、メドトロニック、コヴィディエン、ベクトン・ディッキンソン、ボストン・サイエンティフィック、ストライカー、セント・ジュード・メディカル

アメリカの自動車業界(自動車メーカー)の年収ランキング

ここでは、自動車業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系自動車メーカーの年収について解説しています。

セールスエンジニア(営業)の年収

アメリカの自動車メーカーの日本法人は、販売促進・販路拡大の拠点として位置づけられていることが一般的であるため、セールスエンジニア(営業)を継続的に採用しています。具体的なセールスエンジニアの年収としては、役職別に以下の通りとなっており、日系自動車メーカーと比較して極めて高い年収を期待することは難しいと言えます。
スタッフクラス(新卒~3年目):平均500万円~700万円
マネジャークラス(3年目以上):平均800万円~900万円

代表的なアメリカ系自動車メーカー

ゼネラルモーターズ(GM)、クライスラー、フォード・モーター、ハーレーダビッドソン(オートバイ)、ケンワース(トラック)、パッカー(トラック)

アメリカの化学業界の年収ランキング

一般的に広く認知されていない化学業界ですが、高い年収を獲得することのできるアメリカ系化学メーカーが多数存在します。ここでは、化学業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系化学メーカーの年収について解説しています。

営業職の年収

アメリカの化学メーカーでは営業職の採用を積極的に行っており、他業界からの転職も可能なケースが多く存在します。具体的なアメリカ系化学メーカーの営業職の年収としては、平均700万円~900万円程度となることが一般的です。また、基本給(ベースサラリー)と賞与(インセンティブ)の組み合わせで年収が決定されるため、企業の求める業績を十分に残すことができれば、1,000万円を超える年収を獲得することも可能です。

代表的なアメリカ系化学メーカー

3M(スリーエム)、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、デュポン、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー、エクソンモービル、PPGインダストリーズ、コーニング、モンサント、エスティローダー(化粧品)、エイボン・プロダクツ(化粧品)

アメリカのホテル業界の年収ランキング

日本市場に参入しているアメリカのホテルは、日本のエグゼクティブクラスや海外からの旅行客をターゲットとしているため、求職者に対して高いレベルのコミュニケーション能力とホスピタリティ能力を求めます。しかし、期待できる年収は他の業界のアメリカ系企業と比較すると低いため、年収を重視する方であれば転職をおすすめしません。ここでは、ホテル業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系ホテルの年収について解説しています。

宿泊部門の年収

宿泊部門には、フロントマン・コンシェルジュ・ドアマン・ベルなどの接客スタッフと、予約管理や電話対応などを行う管理スタッフが存在しますが、役職別に年収を整理すると以下の通りとなります。
スタッフクラス:平均300万円~400万円
マネジャークラス:平均500万円前後

代表的なアメリカ系ホテル

ハイアットホテルアンドリゾーツ、ヒルトン、スターウッド・ホテル&リゾーツ・ワールドワイド、マリオット・インターナショナル、ベストウエスタンホテルズ、チョイスホテルズインターナショナル

アメリカの食品・飲料業界の年収ランキング

日系食品・飲料メーカーからアメリカ系食品・飲料メーカーに転職することで、年収アップを実現することが可能です。ここでは、食品・飲料業界の代表的な職種・役職別に、アメリカ系食品・飲料メーカーの年収について解説しています。

営業職の年収

アメリカの食品メーカーの日本法人では、主に以下の2つの役職に分けて営業職の採用を積極的に行っており、平均的な年収は以下の通りとなっています。
スタッフクラス(新卒~3年目):平均600万円~700万円
マネジャークラス(3年目以上):平均800万円~1,000万円

代表的なアメリカ系食品・飲料メーカー

ザコカ・コーラカンパニー、ペプシコ、クラフトフーズ・グループ、ハインツ、ケロッグ、A&Wルートビア、クアーズ、アンハイザー・ブッシュ、アルトリアグループ

アメリカのアパレル業界の年収ランキング

日系アパレルブランドからアメリカ系アパレルブランドへの転職において、大幅な年収アップを目指すことは難しいと言えるため、注意が必要です。また、ファストファッション系のアパレルブランドであれば、日系アパレルブランドよりもスピーディーにキャリアアップ・年収アップを実現することができます。ここでは、アパレル業界の代表的な3つの職種・役職別に、アメリカ系アパレルブランドの年収について解説しています。

販売スタッフ(セールススタッフ・ファッションアドバイザー)の年収

特にファストファッション系のアメリカのアパレルブランドは販売スタッフの採用を積極的に行っており、主に以下の2つの役職毎に業務内容と年収が定められています。
スタッフ(新卒~3年目):平均300万円前後
スーパーバイザー(3年目以上):平均400万円前後

店長・店舗マネジャーの年収

マネジメント能力を求められる店長・店舗マネジャーの年収は、販売スタッフの年収よりも高く設定されており、平均500万円前後の年収を期待することができます。

マーチャンダイザー(MD)の年収

マーチャンダイザー(MD)は、マーチャンダイジングと呼ばれる企業のブランドや商品の企画から開発までを担当する職種であり、その業務領域の広さと求められるスキルの高さから、他の職種と比較して高い年収を期待することができます。具体的には、平均600万円前後の年収を期待することができます。

代表的なアメリカ系アパレルブランド

ティファニー、コーチ、ナイキ、FOREVER 21(フォーエバートゥエンティーワン)、GAP(ギャップ)”

アメリカ系企業に強い転職エージェント

上記はアメリカ系企業全体の傾向ですが、個別企業によって報酬体系や人事評価などは大きく変わります。また、年収だけでなく企業風土や事業戦略、資本状況といった企業内部の情報や、企業ごとの職務経歴書のポイントや面接通過のポイントなどの情報についても、事前におさえておきたいところです。それらの情報を、以下の外資系に強い転職エージェントを活用して効率的に集めましょう。

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