PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)の資格を取得したい

初めて外資系企業への転職をお考えの方であれば、PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)という言葉をご存知では無い方も少なくないと思います。ここでは、PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)とはどのような資格なのかという基本的な情報はもちろん、転職活動やキャリアアップに向けて活用できるシーンや資格取得の方法について詳しく解説しています。

PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)とは?

PMPとは、Project Management Professionalの略称であり、米国の非営利団体であるPMI(Project Management Institute)が主催している、プロジェクト・マネジメントに関する高い専門性を有することを証明する国際認定資格です。アメリカ系企業を筆頭に、業務をプロジェクトベースで進捗させることが基本である外資系企業では、プロジェクト全体のマネジメントを担うことができる人材(エンジニア・技術者)を積極的に採用し高く評価する傾向が強く、PMPの資格を取得することで転職活動を有利に進めることも可能です。PMPホルダーが活躍する主な業界としてはIT業界や建設業界が挙げられ、これらの業界に身を置く方であれば必ずチェックしておくべき資格と言えます。

PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)を取得するメリット

ここでは、PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)を取得する2つのメリットについて解説しています。

外資系企業への転職において高い評価を得ることができる

PMPは、日系企業にお勤めの方であれば耳にすることの少ない資格と言えますが、外資系企業への転職においては転職活動を有利に進めることができる資格の1つとなっています。特に、外資系企業の代表的な技術系マネジャー職として、プロジェクト全体の指揮・管理を担当する「プロジェクトマネジャー」という職種が存在しますが、企業によってはPMPの資格ホルダーであることが転職やキャリアアップの必須条件となっているケースが少なくありません。また、PMPを取得しているプロジェクトマネジャーとそうでないプロジェクトマネジャーでは、年収に明確な開きが生まれるケースも少なくありません。

日系企業の認知も進んでおり、重視されるケースもある

従来、日系企業のPMPに対する認知度は低く、転職や昇進において重視されるケースは稀であったと言えますが、近年では自社のエンジニア・技術者を対象に積極的にPMPの取得を進め、資格ホルダーを高く評価する日系企業が増えています。よって、PMPを取得しておくことで、外資系企業への転職を有利に進めることができることはもちろん、日系企業への転職における武器とすることもできるため、PMPの取得を積極的に行う意義は大きいと言えます。

PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)を取得するために

最後に、PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)の資格を取得するためにチェックしておくべき情報について紹介しています。PMPは、資格の取得は元より、資格の維持についても継続的な学習計画を立てることが求められるため注意が必要です。

PMPの試験概要

開催頻度:いつでも受験可能(ただし、年3回まで)
受験費用:555ドル(PMI会員の場合:405ドル)
平均合格率:60%前後
使用言語:英語
試験形式:コンピュータでの受験
試験時間:4時間
出題数:200問(内、25問は採点対象とならないダミー問題)
回答方式:4者択一の選択式
出題分野
プロジェクトの立ち上げ:13%
プロジェクトの計画:24%
プロジェクトの実行:30%
プロジェクトの監視コントロール:25%
プロジェクトの終結:8%

PMPの受験資格

PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)の受験資格として、以下の2つの要件を満たす必要があります。

1.プロジェクトマネジャーとしての実務経験

PMPの受験には、プロジェクトマネジャーとしての実務経験を有することが必須条件となっています。最終学歴に合わせて「Category1」「Category2」の2パターンに受験資格が分けられており、受験にあたっては証明書の提出が必須となっています。

Category1(大卒者)
試験申込時から遡って8年以内に、4,500時間以上の実務経験と36ヶ月以上のプロジェクト・マネジメント経験を有すること
Category2(高卒者)
試験申込時から遡って8年以内に、7,500時間以上の実務経験と60ヶ月以上のプロジェクト・マネジメント経験を有すること

2.プロジェクト・マネジメント研修の受講

PMIが認定した教育機関によるプロジェクト・マネジメント研修を35時間以上受講し、修了証明書を試験申込時に提出する必要があります。

PMPの資格を維持するために

PMPの資格を維持するためには、資格取得後、継続的な学習を行うことが必須となります。具体的には、3年ごとにCCR (Continuing Certification Requirements Program) と呼ばれるプロジェクト・マネジメントの学習(研修など)を履行することが求められます。また、この学習を履行することで得られる「PDU」と呼ばれる単位が存在し、PMPの資格を維持するためには、このPDUを3年ごとに60ポイント以上取得する必要があります。

また、上記の条件を満たすことができなかった場合、翌年から1年間、PMP資格が一時停止されるため注意が必要です。この場合、上記の期間内にPDUを過去の3年間とあわせて60ポイント以上取得できれば資格を復活させることができますが、期間内に取得できなかった場合は、PMP資格が消失してしまいます。